小さいものを大きく見よう

こんにちは!

 

手元の小さいものを大きく見るためには虫眼鏡やルーペを使いますね。

固定できるなら顕微鏡や電子顕微鏡

遠くある物を大きく見たいなら双眼鏡、望遠鏡。カメラなら高倍率ズームがついたレンズですね。

 

今回は私が購入した拡大率10倍のルーペについてのお話です。

その前にちょっと棘についてのお話も・・。

 

我が家で何年かに一度の棘騒動が勃発!

うちの子供の指に棘が刺さった、と本人が言っている。

棘って地味に痛いですよね。

私はカーボン繊維を何本か指に刺して軽い外科手術になったことがありました。

たかが棘といっても侮れない。

 

本人は痛い痛いと言っているが、肉眼では何も見えない。

とりあえず拡大率2倍の虫眼鏡を買ってきて使ってみたけれども全然見えない。

困ったなぁ・・・。

 

しばらくしたら痛みが無くなったので、”気のせい”ってことで解決しました。どうも爪先を使う作業をしていて、爪と指の間で何度も紙を押し込んでいたのが刺激として残っていたのではないか?とのこと。

痛くないらならいいけど・・・。

 

【目次】

 

棘の影響

そもそも棘が刺さることによる影響って何でしょう。

・痛い(そりゃそうだ)

破傷風になる恐れがある

・心臓までは流れていかないらしい

 

たまに棘が血管を伝って心臓にまで到達するのではないかと言われるけれでも、毛細結果は細すぎて棘がそもそも入れない。静脈などの太い血管に入った場合でも弁があるので心臓まで到達することはほぼ無い、らしいです。

皮膚にある毛細血管は直径10マイクロ・メートル。1マイクロ・メートルは、1ミリの1000分の1ですから肉眼では見えません。トゲが入るのは無理。万が一、比較的太い静脈に入ったとしても、静脈の弁にひっかかり、心臓まで行くことはないでしょう。https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200225-OYTET50006/ 

 

ただ、場合によっては処置が不適切で破傷風になる恐れもあるので、やはり抜いたほうがいいのは間違いない。そして適切な対処を(消毒など)。

anzeninfo.mhlw.go.jp

 

そもそもチクチクと痛いのが続くんだから取りたいと思うでしょ。

 

棘を探そう

私は小さいころ棘が刺さると母に取ってもらってました。

縫い針をコンロの火で炙って消毒し、針先で棘をほじくり出す・・・。

文章にするとなんかヒュッと来る。

 

5円玉を使って抜く方法もあるのね。へー、知らなかった。

www.keishicho.metro.tokyo.jp

 

ちなみに我が家では専ら刺抜き(ピンセット)を使って抜いています。

こんなの。

 

ただ、最近老眼気味で棘が見えません。

冒頭でも書いたけど拡大率2倍の虫眼鏡を使ってみたけど、そんなに拡大されないのであまり役に立つと思えませんでした。

そもそも今回は棘自体が見つけられなかった(無かった?)のでわからないけど、もう少し大きく見えるものが欲しいな・・・。

 

そう、まずは犯人(棘)を見つけること!

勝負はそれからだ!

 

大鏡いろいろ

棘が刺さった時に急遽近所で買ったのがこちら。

サンスター文具 スタンド付ルーペ PRO 90mm

拡大率2倍なので一般的に拡大鏡の倍率。字を読んだり、ちょっとした作業に使う分には視野も広いし、焦点距離も長いので使いやすいと思います。おまけ機能としてスタンド付きなので自立させることもできる。

まぁ、普通にいいのではないでしょうか。

 

BelOMO 10x トリプレット・ルーペ拡大鏡 17mm

しかし、上記虫眼鏡は”普通に良い”かもしれないが、決定的な問題が。

おもしろくない!

どうせ買うならもっと尖ったもの、突き抜けたもの、なんかおもしろそうなモノが欲しい。

2倍や4倍程度でちまちま倍率を上げたって、どんな感じになるかは想像がつく。

ならばいっそ10倍、20倍と引き上げてみよう。

 

よし!10倍だ!ってことでこちらをポチリました(既に目的からは逸している)。

BelOMO 10x トリプレット・ルーペ拡大鏡 17mm

 

私は上記サイトで買いましたが、国際郵便なので届くのに12日かかりました(送料無料)。

実はAmazonでも同じものを売っているのは知っていたんだけど、「おもちゃ」と表題に書いてあるのが不安で上記サイトで買ってみました。

多分同じものなのでもう1つ欲しいときはAmazonで買おう。

 

さて、この「BelOMO 10x トリプレット・ルーペ」、名前の通り拡大率10倍のルーペです。特徴は以下の通り。

  • レンズはマルチコートされているので対象物がくっきりはっきり見える
  • 色収差が少ない
  • 3枚のレンズを貼り合わせたトリプレットレンズ
  • ボディーは丈夫な鉄製
  • 小ぶりで持ち運びも便利

さらに、他のルーペ比較サイトを読み漁った結果、1つの欠点を残してルーペとしての本来の意義、つまり対象物がいかに見易いか、という点では非常に高評価を得ている

ちなみに「マルチコート」とは何ぞやかというと。

Q マルチコート[多層膜コーティング]レンズとはどういう物ですか?
A

光の反射を抑えた目にやさしく見やすいレンズです。

レンズに照明の光が映り込んで、見にくくて困った経験はありませんか。レンズの表面にはいろんな波長の光が反射し、レンズの透過率を低下させます。しかもレンズを通過する光は、レンズの表と裏で2度も表面反射をします。この反射を抑えるため、波長ごとに対応した反射防止膜をレンズの両面に何層も重ねたのがマルチコート[多層膜コーティング]です。反射や映り込みを抑えることで光の透過率が上がり、とても見やすいレンズになります。マルチコートの真空蒸着は高コストのため、ルーペ用レンズにはほとんど使われておりません。

https://www.loupe.co.jp/question/question.html#ma

 カメラのレンズなんかもコーティングされていますね。Nレンズ欲しいー。

 

 1つの欠点とは・・・

そんな勢いだけでも買えちゃうBelOMO 10x トリプレット・ルーペの欠点とは!

ネジが外れやすいこと!

写真にあるマイナス(ー)ネジが使っているうちに緩んできて取れてしまう、らしい。

※私は対策をしてしまったし、長期間使っていないので「らしい」と表記します。

【追記】

1日外で使ってきましたが、すぐに緩んできました。帰るころにはネジが浮いているのが目視でわかるぐらい。念のため精密ドライバーも持参したので時々締めなおしていました。

 

https://belomostore.com/media/catalog/product/cache/3/image/650x/040ec09b1e35df139433887a97daa66f/b/e/belomo_loupe_10x_face_store.jpg

https://belomostore.com/media/catalog/product/cache/3/image/650x/040ec09b1e35df139433887a97daa66f/b/e/belomo_loupe_10x_face_store.jpg 

 

取れて困るネジは「ネジロック剤」という製品で対処しましょう。

ネジロック剤というのはネジ用の接着剤みたいなもんです。

あまり粘度が高くない方がいいと思うのでLNR-222(低粘度)ぐらいでいいんじゃないかな。

ネジを一度外して、ネジの山部分にネジロック剤を塗布してから再度締め付けます。1日ぐらい放っておけば中で固まってネジが緩みにくくなります。

普通の接着剤(アロンアルファとか)を使うとネジが取れなくなるので使っちゃダメですよ!

さらに、個人の趣味が分かれるところではあるけれどもマイナス(ー)ネジよりもプラス(+)ネジに付け替えたい。

プラスネジのメリットはこちら。

  • プラス(+)の方が締め付ける際にトルク(力)の調整がしやすい
  • ネジをなめにくい(”なめる”=ネジ山をつぶしてしまうこと)
  • なんとなくのイメージですが、プラスドライバーの方が家庭に多い?

※アウトドアで使う万能ナイフなんかだとマイナスの方がいいのかもなー。

 

プラス(+)ネジは、例えばこちらを購入して付け替えればOK。

さらに、ネジロック剤を使えば簡単には取れなくなるので完璧でしょう。

 

 

ってことで完成!

f:id:jean24601:20200626131335j:plain

 

見た目の違いはネジがプラス(+)になっただけですw

締め付けの強さによってレンズの繰り出しの固さが変わるので、ネジロック剤が固まる前に調整を済ませましょう。

 

ちなみに、レンズのコバ(側面)を塗ることでさらに鮮明な画像を得られるらしい・・・。

ネジロック剤をつけた後でもネジは外せるけど、二度手間になるのでコバ塗りをやりたい人はネジロック剤を塗布する前に塗ってしまいましょう。

 

塗るのはこんなのとか。

 

実はうちも上記塗料は買ったんだけどまだ塗ってない。

レンズが外せなくて困っている・・・。

 

【結論】刺抜きに10倍拡大鏡は必要か

いらないかもwww

そもそもBelOMO 10x トリプレット・ルーペのようなルーペ自体、本来の使い道は宝石鑑定などに使うものであって、指のどこかに刺さった棘を探すことを目的に作られてはいない。

千円札は動かないからいいけど、多少なりと動き回る指を10倍に拡大して状態で、カンマ数ミリの棘を探せるかな・・・。少し自信がない。

 

【追記】

幸いまだ刺探しには使っていないけれども、外で虫やら植物やらを観察してきた限り、ある程度動き回るものでも観察できました。指の棘ぐらいならなんとかなるでしょう。

ルーペを除きながら刺抜きをもって、的確に棘だけを挟むのは難しいかもしれないけど・・・。

 

刺抜きの旅は続・・・かない方が幸せ。痛いの嫌い。

取れないときはお医者様へ!

 

それでは!